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6月17日

  • 執筆者の写真: 部屋 room a
    部屋 room a
  • 2020年5月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年6月17日

※ページ下に作品画像あります。 


 私、絶対毎日呟くからよく「Twitterの人」って言われる。インスタも毎日見てる、ストーリーも頻繁に更新してる。SNSない生活なんて有り得ない。中1の時からTwitterやってるから、もう10年間SNSやってるんだわ。

やっぱもう現実とネットの区別なんてそんなにないよね?

だから普通に生身の人のポートレート描く感覚でアイコンを描き始めたんだな私。

アイコンって生身の人間で言うところの顔だしね。


 でも生身の顔とは全然違うよね。秒で変更できるし、自分の顔じゃなくても好きなアニメとかペットとかの画像を設定できる、誰かに成り切る事だってできる。それって生身の人間がコスプレとか整形とか自撮りアプリで自分の姿を変えるのと似てるけど、画像変更するのと身体に手を加えるんでは話が違う。

 

 つか、アイコンの向こうにいる人が何者かわかんないの怖くないですか?

どこの誰かもわかんない人々が私のТLに流れ込んであれこれ言ってるわけ。私の生活に否が応でも関わってくるのよ。その人達が何者かちょっと気にならない?私だけ?


 制作って基本的に自分でコントロールして行うじゃん?いや人によるか。少なくとも私の制作スタイルはそう。SNSでは様々なアカウントに翻弄されてしまうから、コントロール感ある制作することでその状況に対峙してる。不可解で不安定な状況を見つめ直してる。

例えアイコンをそのまま描いたとして状況と全然合ってない。私的にはボケたイメージの方が彼らを表すには良いと思う。得体の知れない彼らと生きてしまっている現状とすごいマッチする。


 そういえば搬入の時山下さんに「なんで絵画なの?」って質問されたけど、忙しくて答えられなかったからここで答えよ。きっとみんなも気になるところだよね。

まず液晶の画像をキャンバスに描いてる理由は。物質じゃないものを物質にするため(ここではキャンバスに描き起こすことを仮に"物質にする"と表現する)。それはつまり、生身の私が生きる三次元空間に、二次元に存在するモチーフを"連れてくる"感覚。自分のフィールドで彼らと向き合うためにキャンバスに油彩で描くんだと思う。

 それと、油絵って昔からポートレート描くのに用いられた技法じゃん、だからアイコンをポートレートとして描くなら油彩がいいなと思って選択した。よく盛れた写真をアイコンにする人いるけど、王族や貴族の肖像画描く時、実際の見た目よりも美しく描かれてるって有名な話あるじゃん、それって自撮り盛る感覚と通ずるものがある。

アイコンだったら自撮りだけじゃなくても自分の見せたい印象に合わせて変更できるけどね。そして、私の作品の場合はそこにモチーフ(アイコン)やモチーフを取り巻く環境(SNS)に対する心理的距離感や不信感がプラスされている、それがぼやけた画面となって現れる的な。


いや〜、うまく説明できねぇ!もし何かご意見ご感想合ったら私のTwitterかインスタにDMください!



人と話して作品について考えをまとめたい、早く大学始まらないかな。

とりまこのあと多摩美から本取り寄せるか。




















 
 
 

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