6月18日
- 部屋 room a
- 2020年6月18日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年6月20日
「 10人家族の机 」
彼女と 作品を作ろうって言ったの。
2人で相談して一つの作品を作った。

彼女と、
家族について話し合うことがある。
家族について、 家族家系はこんな感じで、こんなことを昨日話したとか。 だんだん愚痴のようなものになってしまうけれど、昨日は父が不機嫌だったとか。兄が大変だったとか。家族が怪我をして入院してしまったとか。 それで、お互い共感することがある。 うん。わかるよ、私もお父さんって怖いし、お兄ちゃんと喧嘩しちゃったよ。私も、そんなことあった、そう…。 でも、わからないこともある。 寄り添えないときもある。 彼女の家は10人家族だ。 二人の妹と二人の兄と両親と祖父祖母… 私の家は兄がいるだけで普通の4人家族。比較すると面白い発見もあるし、 いろんな悩みを共有し、話を聞く。 彼女には"ケイちゃん"という お兄さんがいる。 障害を持っていて体は大人だけれど、 幼い子供のような行動を取ってしまうそうだ。 通話するときに一度、ケイちゃんが 大声を出していて通話ができそうにないと 断られたことがあった
ビデオ通話にて、机を見せてもらった

ケイちゃん専用の椅子があって、赤ちゃん用の椅子を大人用にしたような感じ。

おばあちゃんの椅子には手袋と雑巾が。すぐ掃除ができるようにしてるらしい

調味料が置いてある。兄妹が多いと味の好き嫌いも激しそうだ。
私には、双子の妹はいないし、障害を持った兄もいない。
でも話を聞いて、きいて 、聞く。
本当のことはよくわからない。
どんなに会話を重ねて、共感したって
彼女の何がわかるのだろうか
もちろん
あなた も私を知ることはない。
『10人家族の机』
これは彼女の食卓を私が持っている物で再現した。
きっと何一つ再現なんかできちゃいない。
これは私が彼女から聞いた話を想像し、妄想と偏見の産物なのだ。
何一つ寄り添おうとしたって。近づけやしないのだ。
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